2009年9月1日火曜日

不動産を共有名義にするメリットデメリット

不動産を購入する場合に、共有名義にして購入するという人も多いと思いますが、複数で資金を出して購入するときには購入金額の出資の割合によって共有登記をすることになります。

この方法で不動産取得することのメリットデメリットについて紹介したいと思います。まずは、メリットとしては親からお金を援助してもらった場合でも、共有登記であれば贈与税がかかりません。親にも自分が出資している分の所有権を与えることが可能なので贈与税はかからないことになるのです。

さらに、共有名義の場合は、色々と複数の控除が受けられるというメリットがあります。これは条件をクリアしなければいけませんが、条件さえクリアすれば建物にかかる借入金額によって所得税が返ってくるという、住宅ローン控除も適応になります。家を売買するときに3000万円の特別控除がありますが、名義になっている人それぞれが受けられるメリットがあるのです。

前述したようなことが共有名義のメリットとなりますが、ではデメリットにはどのようなものがあるのでしょうか。
不動産を共有名義にするデメリットとしては、所有している権利の流動性があげられます。不動産を共有している人は、単独で自分の持ち分を誰かに売却することは可能ですが、家の建て替えや売却など、不動産全体にかかわることは、共有物全体の変更が必要ですから、そうなると共有している名義の人全員に同意を得なければいけないことになりますから、手間も時間もかかるデメリットがあります。

また、その不動産が遺産相続の対象になるというデメリットもあり、共有している人が親だった場合には親の持ち分が遺産相続の対象になるので、他の人との分割相続になるデメリットがあります。

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